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家守綺譚 / 梨木香歩

家守綺譚家守綺譚
(2004/01)
梨木 香歩

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これは、つい百年前の物語。庭・池・電燈つき二階屋と、文明の進歩とやらに棹さしかねてる「私」と、狐狸竹の花仔竜小鬼桜鬼人魚等等、四季折々の天地自然の「気」たちとの、のびやかな交歓の記録。

売れない文筆業をする私、は知り合いの家の管理人として家の守りをすることになった。何故かその家では不思議なものと出会う。自然、怪し、聖なるものと触れ合う。花に懸想され、河童と出会い、挙句は事故で死んだ友人との再会。四季折々、様々な出会いを繰り返す。

奇しくも「ブラフマンの埋葬」とよく似た作品。不思議なものとの日常を淡々と描く連作短編(長編?)小説です。家守ってのはヤモリのことじゃなくホントに家の管理人のこといってるんですね。

「ブラフマンの埋葬」ではブラフマン一匹との交流を描いていたのですが、この「家守綺譚」では、それはもうたくさんの不思議な生き物と出会います。小鬼やら河童やら。一応主人公は驚くものの、すこし立てば慣れ親しんで風情を楽しむ余裕さえある。なんだか「いと、おかし」といいたくなるような作品です。

この作品もホントに何でもないように日常の不思議を書いてはる。でも「ブラフマン〜」より何だか癖があるというか、味があるというか。どちらかというとこちらのほうが好きです。”私”のキャラもこちらのほうが親しみ持てますし。

いやぁ、前回「丹生都比売」読んで梨木作品はもういいかも、なんて思ってたんですが、試しにもう一冊読んで正解でした。断然こちらのほうが面白いです。

勝手に評価:
(3.7点) / (5.0点満点中)

関連タグ:梨木香歩
関連記事:「丹生都比売 / 梨木香歩」

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| 国内作家 な行 | 23:35 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

これ、いいでしょう〜。
前も書いたかもしれませんが、「村田エフェンディ滞土録」もぜひぜひ♪
「家守」にもちらりと出てきた村田のトルコ滞在記です。
*トラバしました(そして、また諦めて記事中リンクです。笑)

| つな | 2008/01/17 22:36 | URL | ≫ EDIT

村田ってその村田だったんですか!
うわぁ、すごい楽しみだ!

毎度すみません…今回も無理でした…。

| おんもらき | 2008/01/20 19:27 | URL | ≫ EDIT















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