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読んだ本のあらすじをつらつらと。 since 2007/09/06

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ららら科學の子 / 矢作俊彦

ららら科學の子ららら科學の子
(2003/09/25)
矢作 俊彦

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殺人未遂に問われ、中国に密航した過去を持つ彼は、30年ぶりの日本に何を見たのか。親友の組織に匿われ、不思議な女子高生と出会い、行方知れずの妹を追跡する―。その果てに下した決断とは?構想15年、連載から6年、ついに完成。待望の最新長編。


この作家さんの名前はこの本ではじめて知りました。手に取ったきっかけは帯の紹介。”ブルガリの金時計をした白ウサギ”や”赤い帽子をかぶった50歳の少年”など、なかなかシュールな光景が頭の中に広がりました(笑

学生運動が盛んに行われていた1968年に中国にわたり、その後”文化大革命”などの混乱によって30年以上もの間日本に帰国することができなかった”彼”。何とか密航船に乗り、うまく逃げおおせたことでようやく東京に帰ってくることができた。

なにせ彼が30年間過ごしたのは、テレビすらまともに見れないような山間の農村。情報はほとんどなかったため、現代のシステムに戸惑うばかり。30年間、忘れないように覚え続けていた自宅の番号に電話するも、すでにそこに家族はいなかった。そしてもうひとつ覚えていた親友の電話番号に電話をすることに…。

なんのことはありません、”ブルガリの金時計をした白ウサギ”は親友の部下で、”赤い帽子をかぶった50歳の少年”というのは密航のときに使った赤い帽子をかぶった主人公のこと。なんだかもっとファンタジーな展開を期待していただけに、ちょっと意外でした(笑) しかしもっと意外だったのが、すごく面白い物語だったということ。

たった30年という歳月で、彼の中の東京と現代の東京には歴然の差が生じていました。不思議な少女との出会いや、自分の家族の消息を追ったりする過程で、それらの変化に徐々に慣れていき、そして自分自身が30歳分年をとってしまったことを自覚していきます。50歳の主人公ではありますが、そういう意味では青春物語でもあり、成長の物語であるといえると思います。

結末も希望をもてる、前向きな終わり方で爽やか。ちなみにこのタイトルは「鉄腕アトム」の主題歌の歌詞ですよね。読んでる途中で気づきました。

勝手に評価:(3.8点) / (5.0点満点中)
関連タグ:矢作俊彦

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| 国内作家 や行 | 18:50 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

え〜読んでて知ったのですか! 私はそんな感じの本とか思って読み始めちゃって違ってました この本はちょっと不思議ですよね どこがと言われると説明に難しいんですけど私も好きな本です

| きりり | 2008/10/08 01:26 | URL | ≫ EDIT

>きりりさん

表紙の「鉄腕アトム」も見て、ぴんときてネットで調べたらわかりました(笑

僕も完全にSF系だと思って読み始めて、普通のお話でびっくりしました。
どこが面白いとか、具体的にいえないのにすごく面白かったです。
何ででしょうね?

| おんもらき | 2008/10/12 18:03 | URL | ≫ EDIT















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矢作俊彦「ららら科學の子」

男は殺人未遂に問われ、中国に密航した  文化大革命、下放をへて帰還した「彼」は30年ぶりの日本に何を見たのか 携帯電話に戸惑い、不思議な女子高生に付きまとわれ、変貌した街並を ひたすら彷徨する 1968年の『今』から未来世紀の東京へ―  30年の時を超え50歳の...

| 聞いてあげるよ君の話を | 2008/10/08 01:40 |

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